2017年11月15日水曜日

【学生記事】Kis-DaF (Koreanisches Interuni-Seminar)


今年の夏休み、8/238/26の日程で韓国にて開催されたドイツ語のキャンプ「韓国インターウニ(KisDaF)」(参照:http://www.interuni.jp 左側のメニュー下部「韓国インターウニ/ Kis-DaF」)に日本からのゲスト参加者として参加して来ました。今回はその「Kis-DaF」の参加報告をしたいと思います。




Kis-DaF」とは以前のブログでも何度か書かせていただいた、「Interuni-Seminar」が韓国で開催されたものです。場所は韓国大学の世宗キャンパスで、授業やグループ活動は大学棟、食事は食堂、それ以外の生活は大学敷地内の寮で過ごしました。「KisDaF」では、そもそもGoethe Institut A1A2のドイツ語能力を持つ学生向けであること、日本語が全く通じないため共通語はドイツ語しかないこと、大学の教室と寮で過ごすことが日本の「Interuni-Seminar」と大きく異なりました。

今年度、日本からは私と他大学の友人の2人が選考を通りました。参加者は韓国でドイツ語を学習している学生が主でしたが、私たち日本の学生以外にも、中国のドイツ語を学習している学生もゲストで参加していました。選考条件は、その年の春のインターウニ・ゼミナールに参加した学生で、日本語とドイツ語の志望理由書をもって選考されます。

 今回のテーマは「Mein Beruf und mein Leben - Einblick in die Berufswelt von heute und morgen 」。仕事のあり方や、公務員の職種、各国で人気の職業などについて議論を深めました。

  日本でもすでに2回参加している「Interuni-Seminar 」と同様、グループ編成がなされ、1つのテーマについてドイツ語でディスカッションや授業、プレゼンテーションをしました。私のグループは韓国、中国、日本の学生と、ドイツ人の先生で編成されていました。グループメンバーは異なる母国語を持っていましたが、それぞれがドイツ語だけでコミュニケーションをとり、プレゼンテーションの準備をできたので仲良くなるのも早く、お互いにいろんな意見を出すことができたと思います。特に、このグループは1番上のグループだったので、学生のドイツ語能力も高かったです。ドイツ滞在経験がある人がほとんどで、単語や表現に困ることなく、ディスカッションができました。自分の国の労働環境の特徴を発言するだけでなく、他の国と比較したりそれぞれの長所・短所を出し合ったりとほかのグループに比べて、内容を深められたと思います。

 授業とは別に「Kultur Abend」が設けられ、日本、中国からの参加者が自分の国についてプレゼンテーションを行ったり、ビンゴゲームやクイズをしたりしました。私たち日本からのゲストは各国の有給休暇の消化率や、日本で実施されている労働環境を改善する政策プレミアムフライデーなどについて発表しました。学生よりは先生方の関心が大きく、改善策はユニークに感じたそうです。





 たった4日間のドイツ語キャンプでしたが、ドイツ語の学習としてだけでなく、韓国と日本の間での異文化を感じたり、食文化の違いを感じたりといろいろなことを学べたと思います。 自分はいままで海外滞在経験がないので、母国語以外の言語しか通じない環境が初めてでした。正直、最初は戸惑いもありました。自分の課題だったドイツ語での会話も日を重ねるとだんだんと単語が出てくるようになって、会話が弾んでいくのが楽しかったです。どちらかのドイツ語が長けていれば、助け合ってコミュニケーションをとることができ、やはり自分のドイツ語は単語力と表現力にかけるなと強く感じました。

ドイツ語を学習できる環境は、大学だけでなく、日本だけでもないということを強く感じた夏休みでした。日本のインターウニ・ゼミナールでも感じましたが、自分の大学外で同じ言語を勉強している同志の存在は心強いです。特に、同じドイツ語を学んでいる韓国人や中国人の同世代の学生と、ドイツ語を通じて仲良くなれたことは、今後のドイツ語学習のひとつのモチベーションになりました。このような特別な機会をいただけたことに感謝したいです。素敵な4日間をありがとうございました!!!


小峯 萌花

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